蓄膿症(副鼻腔炎)とアロマ

  アロマオイルと急性副鼻腔炎・蓄膿症

アロマオイルの中には粘液を溶かす働きを持つものがあり、鼻づまりを緩和してくれます。 その多くは爽快な香りを持っています。

ほとんどのアロマが、一種類で複数の効能を併せ持っております。
例えば、気持ちを軽くしたり、風邪や咳、気管支炎の改善、殺菌作用などです。

香りは万人に好まれるものから、個性的で好き嫌いが別れるものまでありますから、 ご自分に合ったものを選び、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)改善のアイテムに加えるとよいでしょう。



【ペパーミント】
爽やかで清涼感のある香りです。
ミント 鼻づまり、咳、気管支炎、喘息の緩和。
消化不良や胸焼け、吐き気を改善します。 乗り物酔いをさます。
抗菌や消臭作用があり、うがいに用いれば口臭を予防することにも使えます。
頭痛や目まいの改善。 心の疲労を軽くし、気持ちをリフレッシュします。  怒りを感じた時には心を鎮めてくれます。 
また、眠気を払ってくれます。 

【ユーカリ】
オーストラリアの原住民であるアボリジニには万能薬として使われてきました。
特に消毒作用と抗炎症作用に優れていて、傷口にユーカリの葉を当てて利用していました。
虫さされや動物に噛まれた時にも使えます。
鼻づまりの緩和、去痰作用。 喉の痛みの改善。 筋肉痛やコリの緩和。
思考が散漫な時には精神を集中させるために役立ちます。 
お部屋の空気を浄化するのにも使えます。

【ティートゥリー】
オーストラリア原産で、香りはスパイシーです。 鼻づまり、咳、気管支炎、喘息の緩和。
ティートゥリーは第二次世界大戦中は消毒の代用薬として使われたほど、殺菌力に優れています。 皮膚の消毒や化膿止めとして使えます。
また、この強い殺菌力は水虫や魚の目のような疾患にも充分に使えるほどで、天然の良薬です。 ニキビ、いぼ、湿疹、ヘルペス、カンジタ症などにも効果があります。
気持ちをリフレッシュさせ、落ち込んだ気持ちから立ち直らせてくれます。

【ラベンダー】
効能が多岐にわたり、最も人気のあるアロマの一つです。
鼻づまりの緩和。頭痛、生理痛、筋肉痛、神経痛を緩和します。
殺菌力があり、切り傷や軽い火傷の応急処置にも使えます。
心を癒し、イライラを和らげ、ストレスを軽くしてくれます。 また、不安や緊張感を和らげ、穏やかな睡眠に誘います。

【マートル】
マートルはユーカリやティートゥリーと同じフトモモ科の精油で、同じような効用を持っています。 香りはユーカリよりも甘く優しいので、ユーカリが苦手な方はマートルを試してみるとよいでしょう。
鼻づまりの緩和、去痰作用。喘息、気管支炎、咳の緩和。
殺菌力が強く、風邪やインフルエンザ、感染症、下痢、膀胱炎、尿道炎などに使えます。
ニキビや吹き出物の改善。

(関連記事:鼻づまり解消法・トップ |ハーブ・野菜

 アーユルヴェーダ式蓄膿症改善「マニュアル」のご紹介