蓄膿症(副鼻腔炎)の原因

  本当の原因

西洋医学的には蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の原因は細菌ということになっています。 そのため、理論的には原因の細菌を抗生物質で叩けば治るはずなのですが、蓄膿症を改善することはできていません。

ここでは、自然治癒力を回復させることで蓄膿症(慢性副鼻腔炎)を改善していくアーユルヴェーダの 視点から、蓄膿症の原因をご説明します。

【蓄膿症の原因@】

急性副鼻腔炎になる前に、多くの方が鼻づまりや鼻水を経験していると思います。
その原因は頭部に過剰に溜まった「粘液」です。
(*ここで言う粘液とは西洋医学のそれとは異なる概念です。詳細は3つの体質 )

粘液が増えたきっかけは食事が偏ってしまったことです。
(粘液が増える食事については無料の「ガイドブック」をご参照ください。)

これは、例えば糖分を取り過ぎた人が糖尿病になるように、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)もある種の食事の偏りに よって起こるべくして起きたものなのです。ただ、西洋医学では食事と粘液との関係はほとんど 解明されていません。

この粘液が頭部に溜まりだすと、アレルギー性鼻炎や花粉症を引き起こします。
(参照:鼻づまり解消法・トップ



【蓄膿症の原因A】

体液の流れが悪くなると、そこに痛みが生じ、さらに悪化すると病気が生じます。
パイプ管にゴミが詰まると流れが悪くなるように、体内の血管やリンパ管、腸管、汗管などの あらゆる管に付着して、流れを悪くするゴミのようなものがあります。

このゴミは、実は食べたものが充分に消化されずに残った物で、時間が経過して腐敗化したものです。 これは「毒素」と呼ばれます。
アーユルヴェーダではこの毒素が9割の病気と深い関係があると言います。動脈硬化の主原因もこれです。 (悪玉コレステロールも毒素の一つです)
(毒素の詳細については痛みと毒素

また、毒素の増加は胃腸を弱らせ、体を冷やし、免疫力を下げます。 蓄膿症の方の多くは体が冷えています。 (冷え改善と免疫力

先述の原因@で述べた粘液が増えている人が、毒素も増えて免疫力が低下していくと「急性副鼻腔炎」となります。
すると、透明のサラサラした鼻水が、粘り気のある黄緑色の膿になります。
また、後鼻漏、痛み、頭痛、口臭、嗅覚の低下、慢性疲労などの症状が出てきます。
(詳細な蓄膿症の症状 )

そして、さらに免疫力が1ヵ月以上回復できないと、急性副鼻腔炎は慢性化して蓄膿症へと悪化していくのです。

   自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介