蓄膿症(副鼻腔炎)にハーブ・野菜

  ハーブ・野菜で改善

自然な薬である身近なハーブ(薬草)や野菜の中には粘液を減らすことができるものがあります。
アーユルヴェーダでは鼻炎、急性副鼻腔炎、蓄膿症は粘液が過剰になった疾患だと考えていますので、 ここでご紹介するハーブや野菜を普段の食事の中で摂っていくとよいでしょう。


【ペパーミント】
ペパーミントには鼻水や膿のもとになる粘液が生じさせないようにする働きがありますので、
花粉症、鼻炎、蓄膿症の改善に効果的です。
また、気持ちのよい香りは精神を安定させ、沈んだ心を軽くしてくれます。 
胃のもたれ、胸やけ、吐き気などの改善、口臭の予防、美肌、肝臓の浄化などにも役立ちます。

【ローズマリー】
ローズマリーは西洋では肉料理に使われます。 苦味の強い味です。鼻づまりを緩和し、咳を鎮めます。
去痰作用があり、気管支炎の改善にもいいです。血液を浄化し、抗酸化作用が強く、 若返り効果や癌予防が期待されます。 
高血圧、抑うつ、痛風、胆汁の分泌、リウマチ、虫よけ、抗菌、アレルギー性皮膚炎などの改善に 効果的です。

【生姜】
生姜は体を温めることでよく知られていますが、血行を促進するため、痛みの緩和や冷え症の改善にも効果があります。
また、消化を促したり、去痰、解熱、風邪の改善などにも役立ちます。 漢方薬の中でも最も多くの薬に使われています。

【シナモン】
シナモンは少し甘辛い味で、お菓子などにも使われますが、生薬の一つです。 五香粉の中にも入れられ、 香りのよい香辛料です。 生姜同様に多くの漢方薬に使われています。
シナモンは体を温め、風邪薬にも使われます。 痛みを緩和します。 特に胃に良く、消化不良を改善します。

【しその葉】
しその葉は防腐や殺菌としてよく知られ、梅干しを作る際にはかかせません。
食欲を増進させ、胃腸にも良いです。 花粉症やアトピー性皮膚炎の改善にも近年、期待が寄せられるようになりました。  家庭でも簡単に育てられます。

【大根】
大根は鼻炎の緩和、去痰作用があります。 血液の粘性を緩和します。 動物性タンパク質の解毒に優れています。 消化を促し、胃や腎臓に良い野菜です。 

【ネギ】
ネギは体を温め、風邪を引いた時によく使われる民間薬です。 血液を浄化して、血行を促します。  気持ちを落ち着かせて、穏やかに睡眠に誘います。 殺菌作用にも優れています。

【黒コショウ】
黒コショウは西洋では肉の毒消しに使われますが、おそらく黒コショウの優れた血液の浄化を利用するためでしょう。  粘液体質を減らす作用があります。 
食べ過ぎると胃の粘膜を荒らすおそれがあります。 

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