石原結實流 |
石原結實医師は、漢方を主体にしながら、断食などを取り入れています。
石原氏は大学時代までは慢性の下痢に悩んでいました。 そこで薬や漢方薬を試したそうですが、
下痢が治ることはありませんでした。
しかし、西式健康法などを参考にしながら、野菜ジュースや少食を行うことによって自ら慢性の
下痢を克服され、その後、再発することはありませんでした。
著書も多く、その多くは体を温めることや断食(空腹)の重要性を啓蒙したものです。
本で紹介されている方法は日常生活の中に容易に実践できて、即効性のあるものです。
私もよく参考にさせてもらっています。
石原氏によると体が冷えている人は免疫力が弱く、また、精神的にも悩みが多いとか鬱などの特徴が
あります。
また、癌の患者は体が冷えており、体を温めることによって癌の改善をはかることができるそうです。
体を温める簡単の方法として、「生姜」を摂ることを勧められています。
石原氏はよく紅茶に生姜を入れた生姜紅茶を紹介しています。
蓄膿症の方も体が冷えていますから、生姜を摂ることはまねてみてよい点だと思います。
また、生姜には去痰や粘液を減らす働きもあります。
石原氏はまた、体を浄化することも病気を治す上で大切だと強調します。
浄化の方法の一つとして断食を上げており、数日間の宿泊による断食を患者さんに指導しています。
人は食を断つと消化活動が休息し、大腸の活動が活発になります。 すると大腸内に溜まった老廃物・毒素を
排泄するようになり、宿便も出ます。
特に過食傾向にある現代人にとってはとても有効な健康回復法であり、アーユルヴェーダも同じ見解をとります。
断食というと始めるのに躊躇してしまいますが、まずは朝食を抜くなど、一時的に空腹状態を作るプチ断食
も有効であると勧められています。
私が提唱しているアーユルヴェーダ式の蓄膿症改善では断食はしませんが、体全体の毒素を減らし
頭部に溜まった粘液(鼻水や膿のもと)を積極的に体外へ出すために別の浄化法を活用します。
西洋医学では不用なものを体外へ出すという浄化という治療法を重要視していません。 体が浄化されないところに、
どんなに薬を入れ込んでも効果が出るものではありません。
しかし、体を浄化すると、体が本来持っている自然治癒力が働きはじめます。
自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介