マクロビオティック |
マクロビオティックは桜沢如一氏によって創られた食事法で、欧米でも有名です。
また、ハリウッドの有名人の中にもマクロビオティックを取り入れる人がたくさんいます。
西洋医学では治らない多くの成人病や癌などの難病を治してきたという実績があり、
日本で最も有名な食事療法の一つです。
マクロビオティックは陰陽の理論を基にしており、玄米菜食です。
肉、魚、卵、砂糖は一切摂りません。
ちょっと厳しいようにも思いますが、蓄膿症の人にとっても学ぶ点はあると思います。
玄米は小豆と共に圧力鍋で炊きます。 圧力鍋で炊いた玄米はおこわのように柔らかく、食べやすいです。
その玄米ご飯を主食にして、みそ汁と野菜のおかず、漬物を食べます。 これがマクロビオティック
の基本的な食事です。 また、果物は禁止ではないようですが、勧めてはいません。
マクロビオティックは食材の品質にもこだわります。
無農薬の米と野菜、遺伝子組み換えされていない食物など安全なものを摂るようにいいます。
さらに、「身土不二」という考えを尊重し、できるだけ自分が住んでいる風土の中で
育った食物を摂るように勧めています。
また、「一物全体」という考えがあり、米であれば精製していない玄米に必要な栄養が全て
備わっているということです。
同様の考えの基に、食物の種を摂る、野菜は皮をむかない、根菜の葉っぱも食べるように言います。
食事は体を温め収縮させる陽の食事と体を冷やし緩める陰の食事のバランスが大切だといいます。
どちらかに偏れば、陽の病気、または陰の病気になるわけです。特に現代人は体を冷やす陰に
偏っていることが多いようです。
医療関係者の中には我が身が病気になって初めて食事を学ぶ人も多いですが、薬の副作用の恐さは知って
いるので服用は控え、こっそりマクロビオティックの食事療法をしている人はけっこういるものです。
蓄膿症の人がマクロビオティックの食事をしたいと言えば、私はもろ手を挙げて賛成します。
少なくとも食べるもので蓄膿症の原因になる粘液を増やすことは考えにくいからです。
(ただし、野菜でも特定のものだけ偏って食べていては別ですけど)
しかし、食事療法だけでは頭部に溜まった粘液を出すことができないので、改善のスピードを
早めるためにもアーユルヴェーダの浄化法を組み合わせるとよいでしょう。
自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介