冷え改善と免疫力 |
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)は毒素の増加による免疫力の低下によって起こるわけですから、免疫力を
回復させることが治療の最重要ポイントになります。
【冷えと免疫力と蓄膿症】
蓄膿症になっているほとんどの方に共通していることは体が冷えているということです。 実は科学的にも、体が冷えると免疫力が低くなることがわかっています。 アーユルヴェーダでは体を温める最も重要な箇所は胃腸だと考えています。 ですから、胃腸を常に 温かい状態にしておくことが体全体を温かく保ち、そして免疫力を回復させることにつながっていくのです。 ここでは簡単に胃腸を温かく保つ方法をご紹介したいと思います。 それは、「お白湯を飲むこと」です。 量的には大さじ1杯から3杯程度で結構です。 1時間おきくらいに、すする程度に飲んでみてください。 お腹が温まることで代謝が上がってダイエットによいという面もあります。 また、空腹時にお白湯を 飲むと胃の毒素を洗い流してくれます。 <注意点> ◇たくさん飲めば効果が大きいかというと、むしろ逆です。 ◇食後、1時間は飲みません。 胃液が薄くなり、消化によくないからです。 |
【A冷えと免疫力と蓄膿症】
次は食材の面から体を温かくする方法をご紹介します。 以下の飲み物の中で、体を冷やすものは何かご存じでしょうか? 「緑茶、番茶、烏龍茶、紅茶、コーヒー」 答えはこの章の後半にて。 体を温める食材でお勧めなのが、「生姜、小豆、かぼちゃ、味噌(天然醸造)」です。 (唐辛子の場合、少量程度を使うのは結構ですが、胃の粘膜への強い刺激や精神的に怒りを助長 しますのでアーユルヴェーダではお勧めしていません) 特に「生姜と味噌」は蓄膿症の改善を目指す方には毎日、活用して頂きたい食品です。 体を冷やす飲み物の答えは「コーヒー」です。 コーヒーにミルクを入れると一層冷えます。 緑茶やウーロン茶も飲み過ぎると体を冷やしますので、注意してください。 番茶は体を温めます。 紅茶も温める働きがありますが、カフェインがあるので飲み過ぎは胃にはよくありません。 それから、当然のことですが、冷たい物の飲食を避けます。 特に外食の時などはお冷を出されることが多いですから、お白湯を頼むようにしましょう。 |
【免疫力を高める食事】
次に、免疫力を高める方法を主に食材の面からご紹介します。 アーユルヴェーダでは食べた物は7つの過程を経て、最終的に生命のエッセンスを造ると言わ れています。 このエッセンスが活力やスタミナ、免疫力の源です。 これが多いほど健康度が高くなります。 また、3つの体質のバランスをとる糊のような作用もありま す。 それでは免疫力を高める食事についてですが、先述のエッセンスを高める食材を取ることです。 ◆米、小麦。 小麦でパンを作る場合はイースト菌ではなく、天然酵母を使ったものが良いです。 なお、市販の食パンや菓子パンに栄養などはありません。 添加物のてんこ盛りです。 ◆ゴマ、アーモンド、なつめ、いちじく、くるみ、など。 ◆旬の野菜 有機野菜や減農薬のものをできるだけ取るとさらに効果的です。 ◆新鮮なフルーツ 完熟した状態で収穫されたフルーツが理想です。 熟す前に収穫されたものがありますが、こ れらは滋養が少ないです。 また、海外から輸入されたフルーツのほとんどは収穫してから時間 が経っており、しかも腐らないように防腐剤等の化学薬品を散布されています。輸入もののフ ルーツで産地と流通経路が不明な場合は食べないのが無難だと思います。もっとも、国産だか ら丈夫だとは限りませんが。 ◆6つの味をバランスよく取ること(甘味・塩味・酸味・辛味・渋味・苦味) ◆温かく、作りたてで、適度に油を含んだ、消化によい食事。 <注意点> ◇現在の外食店ではおいしい物を提供してお客さんを増やすことが主目的で、安全な食材を取り 扱っているお店は一握りです。よくお店を選ばれることが大切です。 ◇野菜を多く取ることは良いことですが、サラダの多食は控えるべきです。 生野菜に含まれた 酵素を重要視するあまり、生野菜を取り過ぎるのはお勧めできません。 体を冷やしてしまい ます。野菜は調理して温かくして食べるのがベストです。 |
【免疫力を減らす要因】
◆過度の疲労 ◆大きな不安、悲しみ、怒り ◆喫煙 ◆アルコール ◆過度な性行為 |
自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介