プロフィール |
末次 雅朝 熊本市在住
1999年から10年間、インド自然医学アーユルヴェーダの
専門クリニックにおいてセラピストとして活動。
多くの患者さんの治療や健康維持、ストレス解消のため
に、身体浄化のトリートメントを行う。
トリートメントは、薬草を煎じたゴマ油の塗布療法、温熱蒸気による発汗療法、額にオイルを垂らす療法(シロダーラ)、頭部の粘液排出療法を中心に、病気の内容に応じて11種のトリートメントを扱う。
昔はインドのマハラジャしか受けられなかった本格的な浄化療法パンチャカルマも行う。
2009年に帰郷。 今後はアーユルヴェーダの経験を生かし、自宅でもできる簡単で、 実用的な健康法の情報を発信してきたいと思っています。
私とアーユルヴェーダとの出会い
私が20代後半の頃、インドの伝統医学アーユルヴェーダの診察を初めて受けた時のことをご紹介したいと
思います。
アーユルヴェーダの医師は私の体を調べ終わると次のように言いました。
「あなたは幼少の頃から頭部に重たい粘液性の不純物が溜まっていますね。 頭に病気をしたことがありませんか。」
はっ!としました。 図星でした。
確かに、私は子供の頃から耳鼻科によく行き、小学生の頃は鼻の奥に肥大化したアデノイド(咽頭扁桃)のために
鼻呼吸がしづらくなり、麻酔なしの摘出手術を受けました。 人生、初の激痛体験でした。また、毎年春になると耳た
ぶに亀裂がはいるという症状が現れました。
20代前半では、歯性上顎洞炎という、蓄膿症と原因(細菌)と症状がほぼ同じ病気で疾患部位だけが違うのですが、
この時も激痛を感じました。 膿を取り除くために何度も通院しましたが、膿の量が多過ぎるために、結局、手術を
して取り除くことになりました。 いずれも頭部の病気でした。
ですから、医師の指摘を受けた時には、私の幼少の頃からの頭部に起きる病気の原因がわかりとてもびっくりしました。そして納得もできました。
医師からはアーユルヴェーダの治療を勧められました。 それは3日間かけて、頭に過剰に溜ま
った粘液を排泄させるトリートメントでした。
治療後の感想は、一言でいえば「軽い!」でした。
頭にスースー風が吹いているような爽やかさがあり、まるで羽が生えたようでした。
大げさにとられるかもしれませんが、それまで頭に重たい何ものかを抱えていた者にしかわからない感覚です。
数年後、私はアーユルヴェーダのセラピストになりました。
自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介