蓄膿症(副鼻腔炎)を治す方法

  2つの治療法 西洋医学とインドの自然療法 

 
西洋医学 アーユルヴェーダ
(インドの自然療法)

細菌 ウィルス 頭部の粘液増加
毒素による免疫力低下








【抗菌薬(抗生物質)】
抗菌薬の内服により細菌・ウィルスを叩きます。
  蓄膿症においてはマクロライド系抗生物質を 数カ月にわたり少量づつ処方する方法がよく使われています。
(参照: 抗生物質の無効性についてのリポート

【ネブライザー】
薬液を霧状にして吸入し、副鼻腔の奥にまで届かせます。
ネブライザーに使われる薬液にはステロイド剤や抗生物質、 粘液溶解剤、血管収縮剤などがあります。また、生理食塩水 だけが使われることもあります。
薬が影響を与えるのは鼻の回りだけで、全身に回ることが ないために薬の副作用の心配が少なくなりますので、子供 や妊婦にも使われます。

【粘液溶解薬】
痰や粘液を排泄しやすくします。ムコイダンがよく使われます。

【副鼻腔内の洗浄】
溜まった膿を排出し、副鼻腔を洗浄します。 プレッツ置換法があります。
一時的に効果はありますが、根本的に膿の発生は止まらないので、 病院に繰り返し行く必要があります。
頭部の粘液を排出させます。
(アーユルヴェーダでは「膿」は 粘液の一つの形態と捉えています。)

頭部の粘液はバランスの崩れた食事が原因です。
これを改めないと、粘液を排出しても、新たな 粘液をまた増やすことになり、結局は粘液が減らないのです。
西洋医学でも粘液(膿)を出すことはできても、 新たに生じる粘液を止めることができません。

毒素を減らして免疫力を向上させる食事法と浄化法も併行して行います。

体から毒素と粘液が減るに従がって膿、鼻づまり、後鼻漏、痛み、頭痛、口臭、嗅覚の減退等の不快 な症状も緩和していきます。

「蓄膿症を自分で改善するためのガイドブック」


内視鏡を鼻から鼻腔に挿入し、モニターを見ながら行われる 内視鏡下鼻内副鼻腔手術(ESS)がある。
手術後にも約1年〜1年半くらいの通院が必要。
再発の可能性は否定できない。
手術は不用です。
手術しないと治せないと医者から言われた多くの方が、 自宅でできる食事法と浄化法で蓄膿症を改善されています。
その方法をまとめた「マニュアル」


【2つの治療法の違いについて】

ここでは蓄膿症に限らず、自然療法アーユルヴェーダと西洋医学の治療法への考え方の違いについてご紹介します。
 
西洋医学は年々進歩しており、高度に発達してきています。 個々の病気に対しては、以前では 対処できなかった治療薬が開発されたり、あるいは手術ができるようになりました。  しかし、患者の数は一向に減る気配はありません。  それには理由があります。

それは、もともと西洋医学は予防や健康を高める医療ではなく、病気が生じた時に初めて対応を始める対処療法だからです。  しかも、病気を根本的に治すのではなく、ただ薬で症状が出ないように抑えているだけです。

たとえ手術をしたとしても、病巣(患部)が取り除かれるだけで、病気を生みだした頃と比べて体が きれいになったわけではありませんから、しばらくすると同じ病気、あるいは別な 病気として現れることがあります。  枝を切っても根を断たなければ、病気という枝がまた生えてくるという訳です。

一方、自然療法アーユルヴェーダは病気を根本的に治していく医療で す。 アーユルヴェーダでは、食事、薬草、身体浄化法などを用いて、 体全体の自然治癒力を高めることで本来の健康な状態に持っていくようにします。  結果的にそれで病気が治ることになります。 

蓄膿症の場合でも同様に、症状に対処するのではなく、弱った自然治癒力を回復し、 蓄膿症自体がなかった時の体の状態へともっていきます。 その過程で症状は 徐々に小さくなっていき、最終的には無くなっていきます(病気の根を断ちます)。


【2つの医学の特性について】

西洋医学は痛みや辛い症状を今すぐ無くしたいというときにはとても役立つ医学です。  また、体の一部に病巣が集中し、肥大化した患部を切除しなければならない段階では 外科手術は必要です。
                     
一方、弱点としては、西洋医学は不定愁訴と呼ばれるような患者自身は不快な症状を訴えているのに、 まだ、はっきりと病名が付けられない、病気の一歩手前の症状に対しては何もできません。

また、病気に対しては根本的な治療法がありませんから、症状が消えない間は常に薬を飲まなければいけません。 

症状が消え、表面的には病気が治っているように見えても病根は以前として残っているため、再発の可能性は常 にあります。 以上のような理由から病気を根本的に治していく医療が必要とされます。

病気を治すには、現在苦しんでいる痛みや辛い症状を早く抑える西洋医学の良さを利用しながら、同時に 自然療法などの本来だれもが持っている自然治癒力を高める根本的な治療を進めていくことが大切です。

自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介