蓄膿症(副鼻腔炎)の各症状の臭いや頭痛

  症状について

鼻の回りには骨による空洞があり、そこの粘膜に細菌が感染して炎症が起こると、 粘り気の強い鼻汁や鼻づまりが生じることになります。 これが蓄膿症(副鼻腔炎)の主な症状ですが、さらに詳しく急性と慢性の違いについて下記にまとめました。
 


































【軽いアレルギー性鼻炎や花粉症】

鼻水や鼻づまりの症状が不定期に時々起きます。 

【慢性のアレルギー性鼻炎、酷い花粉症】

鼻水は透明でサラサラしており、頻繁に出ます。 鼻づまりが常時か、それに近い状態。  内服薬や点鼻薬により鼻水・鼻づまりの症状を止められますが、年々、それらの使用頻度が増加します。

【急性副鼻腔炎】

鼻づまりが頻繁に起きるか、またはほぼ常につまっています。
鼻汁は黄緑色の粘り気の強いドロッとしたものが鼻から出たり、または喉に流れます(後鼻漏)。

痛みが鼻やその回り(目の奥や目の下、頬、歯、おでこ)にあります。
一般的に慢性よりも急性時のほうが痛みが強いことが多いです。

ひどい頭痛や頭重感。疲労や無気力感により 学習や仕事等の行動面での効率が著しく下がります。

口臭がし、自分でも嫌な臭いを感じます。 自然と他人と しゃべることを避けるようになります。

臭覚が鈍くなるか、または全く無くなるので、食事が楽しめなくなり、調理にも困ります。

発熱や悪寒。 まれに目(失明)や脳(意識障害)に影響が出ることもあるので、目に異常を感じた時は すぐに病院に行くべきです。

潜在的にアレルギー性鼻炎の人が風邪、ひどい疲労など体調を崩すことをきっかけにして急性副鼻腔炎になる場合が多いです。 そのため、回復すると、以前のアレルギー性鼻炎の状態に戻る。 このようなことを1年に数回繰り返す人もいます。

主な治療法は内服薬、ネブライザー、鼻洗浄(排膿)などです。    細菌を叩く抗生物質や、抗炎症薬、 排膿を促進する薬などが処方されます。

病院では回復するのに2〜3カ月みてくださいと言われます。実際、ほとんどの場合は1ヵ月もあれば治りますが、治らない人は慢性化しています。

【慢性副鼻腔炎(蓄膿症)】

鼻づまりで息が楽にできません(寝苦しくて就寝中に目が覚めることもある)。
黄緑色の粘り気の強いドロッとした鼻汁。

痛みが鼻やその回り(目の奥や目の下、頬、歯、おでこ)にあります。
頭痛や頭重感。 疲労や無気力感。 口臭。

臭覚の減退、または無嗅覚。ただし、嗅覚の神経は働いているので副鼻腔炎が治れば また匂いのある日常に戻れます。(ここまでは急性副鼻腔炎と同じです)

鼻たけ(ポリープ)ができる。
痰を伴った咳。気管支喘息を併発する場合があります。

急性副鼻腔炎を繰り返したり、1カ月以上も治らなければ慢性化したと判断されます。

慢性時でも主な治療法は内服薬、ネブライザー、鼻洗浄(排膿)ですが、病院での治療を継続しても 改善はなかなか進みません。 症状によっては手術が勧められます。   手術をして治っても、再発しないと断じることはできません。

子供の場合は成長に伴って自然治癒する場合もあります。大人の場合は慢性化すると自然治癒することは ほとんどないため、体質改善等によって根本的に 治していくことが大切です。 (2つの治療法)

 【歯性上顎洞炎】

副鼻腔炎と原因(細菌)も症状もほぼ同じようなものに「歯性上顎洞炎」という疾患があります。 部位が上顎洞(歯の根)であるため、治療は歯科にて受けることになります。

   自然治癒力を高める食事法と浄化法による蓄膿症改善法の「マニュアル」のご紹介 

上記の表は毒素の量と症状の関係を示しています。  縦軸は毒素の量を表し、毒素が多くなる程、症状が酷くなっています。(毒素について)