避けるべき食品 |
蓄膿症の原因には直接関係はありませんが、普段から私たちがよく飲食するもので、実は
健康に悪いものは巷にあふれています。
良いものを摂り入れることは健康を回復する上で重要ですが、悪いものを避ける
ことはそれと同じか、それ以上に重要な場合があります。
蓄膿症を改善する上では、特に免疫力を下げるものは是非とも避けて頂きたいので、ここで
紹介したいと思います。
【コーヒー】
コーヒーを飲むと普段よりトイレに行く回数が増えたと感じる人は多いでしょう。 それは
コーヒーには利尿効果があるからだ、と言う科学者もいますが、自然療法家たちはまた
違った観点から見ています。 それはコーヒーが体を冷やすために、自然治癒が働いて体温を上げるために体内の水分を 排出しているからだと言うのです。 体温が下がれば免疫力は落ちますから、コーヒーは蓄膿症の方には避けて頂きたい食品です。 シーグフリードヘイデンは1993年、『コーヒーと心臓病』の中で、カフェインは、「心筋梗塞、 不整脈、高血圧、高脂肪血症、通風、不安、その他の心臓病、さまざまなガン、奇形児、骨粗しょう症 などの病気」に関連している事を指摘しています(転載:「成功の9ステップ」より) また、コーヒーによる胃腸の荒れや不眠はよく知られていますが、さらに鉄分吸収の阻害、 血流の悪化などもあります。 私も経験として気の流れが悪くなり、痛みを感じました。 逆に、コーヒーの効能をネットで調べれば、複数の研究機関では良い結果も出ていますし、 最近では血糖値を下げることが報告されています。 ある側面から見れば、コーヒーの利点があるのかも しれませんが、薬と同様マイナスな面があり、プラス・マイナスを天秤にかければ、 蓄膿症患者が飲むべきものではないと私は経験的に思います。 |
【おかずのメインがお肉】
食事を改善する場合、多くの方が考えるのが、野菜を増やしたほうが良いのではないか、
ということではないでしょうか。 この事に含まれている意味は、お肉ばっかり食べるのは良くないのではないか、という 知識があるからだと思います。 お肉を栄養学から見ると、三大栄養素であるタンパク質を豊富に含み、また鉄分やビタミンB2があります。 しかし、一方で、マイナス点もあります。 それは血管を詰まらせるということです。 肉を食べる現代人は動脈硬化が多くなっています。 肉の脂が原因です。 しかし、魚の脂は血管の通りを良くします。 エスキモー人は動脈硬化にはなりません。 血液の流れが悪くなることは蓄膿症(慢性副鼻腔炎)にとっても避けたいものです。 豊富な野菜と一緒にお肉は摂るべきです。 |
【マーガリン】
マーガリンを調理用油として使う家庭はないと思いますが、実は私たちが良く食べる加工
品の中に含まれています。 例えば、食パン、菓子パン、お菓子、インスタントラーメンなどです。 また、ファースト フード店で揚げる際に使う油にも使われています。 その油で揚げられたものと言えば、ポ テトや鶏肉(チキン)などです。 このマーガリンは植物の油を化学的に加工することでトランス型脂肪というものに変換されます。 そうすることで長時間放置しても腐敗することがなくなり日持ちするものですから、食品メーカ ーは好んで使ってます。しかし、腐らず、カビも生えず、虫さえもよりつかないマーガリンが 人体の中に入ると、体はそれを消化できません。 マーガリンは悪玉コレステロールを増やし、免疫力を低下させ、アトピー性皮膚炎、心臓病、 癌などの病気に関係していることがわかっています。 蓄膿症との関連性は指摘されていませんが、免疫力を低下させたり、悪玉コレステロールを増やすのでは、 改善を遅くさせるだけです。 日本ではマーガリンは規制されていませんが、オランダやデンマークでは非常に厳しい制限が かけられています。 また、WHO(国連世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機関)はトランス脂肪酸の摂取量は最大でも 1日あたりの総エネルギー摂取量の1%未満とするように勧告しています。 ニューヨーク市は市内にある3万4千軒の飲食店やスーパーにマーガリン類を調理用油として使用 しないことを要請しました。 またはアメリカ政府の食品医薬品安全局は2006年1月までに マーガリン類を含む食品に表示を義務づけた程です。 |